結婚を機に、彼と同じ名字になることを嬉しく思う方がいる反面、モヤモヤとしてしまう方がいると思います。
「愛着のある名字を捨てたくない」
「名字を変える側の負担が大きすぎる」
筆者もかなり悩みました。「しばらくは事実婚でいいんじゃないか」とも考えたのですが、結局、名字を変える「法律婚」を選びました。
本記事ではどのように気持ちを整理していったかご紹介します。
- 現在の夫婦同氏制度に疑問:名字を変えたくない
- 夫婦別氏制度に期待したいけど、実現はまだまだ先そう
- 名字を変えない事実婚 vs 名字を変える法律婚
- 経済的・もしもの時に有利なのは現状法律婚
- 彼の気持ち:同じ名字になりたい
- 法律婚へシフト。自分を納得させるためにしたこと
結婚はしたいけど、改姓したくない
両家の顔合わせが終わり、いよいよ結婚が現実的になった頃から「改姓する」ということに疑問を持つようになりました。
夫と妻、どちらが改姓してもいいのですが、特別な理由が無い限り妻が変更している印象です。
- 銀行、運転免許証、奨学金などの名義変更手続き
- 自分自身のルーツである名字を失う喪失感
- 相手の家やルールに束縛されているような感覚
- 仮に離婚した場合、また名義変更しなければならない非合理さ
- 仮に離婚した場合、名字を変えた側だけが職場や病院で知られてしまう不公平感
こうしてみると、夫婦同氏制度は名字を変える側だけが不利益を被るシステムだなと思います。
ということで、名字を変えなくていい方法はないのか?と色々調べてみることにしました。
日本で“夫婦別姓”が認められるのはまだまだ先かも
そもそも夫婦で名字を統一するシステム(夫婦同氏制度)は、世界的にみると少数派のようです。
日本でも夫婦同氏制度を取り入れたのは明治時代以降からです。
法律的に夫婦別姓を認めてほしい、という意見(選択的夫婦別氏制度)が出ていますが未だに進展していません。詳しくはこちら
そして2022現在のリーダーである自民党が夫婦別姓に反対のスタンスらしい…という記事を見て、実現するにしても当面先だなと思いました。
- 「選択的夫婦別氏制度が認められるまで待つ」という選択肢は除外
ちなみに:著名人の意見
著名な方達が夫婦別姓について討論している動画を見ていて、しっくりくる案がありました。
個人的にはすごく賛成です。
戸籍の制度はそのままでいいので、旧姓を使えるという精神的な安心感と、名義変更という煩雑な手続きの省略を望んでいます。
事実婚か法律婚か?経済的には法律婚にメリットが多い
選択的夫婦別氏制度実現の見通しが立たないので、待つのはやめて「事実婚」か「法律婚」を選ぶことにしました。
事実婚のメリット・デメリット。後悔しないために事前に決めておくべきことは?|festaria
事実婚を選んだ場合 |
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法律婚を選んだ場合 |
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筆者は会社を退職した身なので、経済的には法律婚を選び「専業主婦」となる方が良いです。
それでも「今後会社に入るかもしれない」「経済的に自立するなら、事実婚でもいい」という気持ちがありました。
- 経済的には法律婚にメリットが多い
彼の気持ち「同じ名字になりたい」
婚前旅行で、「名字を変えることに抵抗があり、悩んでいる」と彼に伝えました。
前々からやんわり伝えているつもりではありましたが、結構ショックだったらしく、しょんぼりしてしまいました…。(ごめんね)
ここで初めて彼が自分の意見を伝えてくれました。
「将来、子供がなぜ名字が違うんだろうって思うかもしれない…」
「手続き大変だと思うけど…一緒の名字になりたい」
悶々と悩んでいましたが、彼の意見を聞けてよかったです。
ちなみに親の離婚で名字が変わったことのある筆者からすると、子供はあまりこだわらない(成り行きまかせ)な気がしますが、これは人による部分ですね。
- 彼は法律婚(同姓)に1票
法律婚に向けて気持ちを整理
彼の気持ちを聞いた辺りから、法律婚へと気持ちがシフトしていきました。
あとは自分を納得させるための材料を集めるだけです。
- 人生経験だと思って改姓してみる
- 相手の実家との希望の距離感を伝える(束縛感を減らすため)
- 名義変更は必要最小限に、段階的に進めることで負担感を減らす
- 旧姓は捨てた訳ではない。仮に離婚した場合また名乗ることになる(縁起が悪いですが…w)
こうして、かなり悩んだ末に法律婚(改姓)を選びました。
婚姻届を出したついでに住民票をもらい、運転免許証の名義変更へ行きました。
彼が同行してくれたのが嬉しかったです
結婚して数ヶ月経ちますが、在宅なので名字を呼ばれることが無いのと、友人は筆者を名前で呼ぶので、名字が変わった実感はあまりありません。
以上が筆者の経験談です。
この記事が、同じようなことで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
最後に
法律婚・事実婚どちらにせよ、相手の気持ちを聞きつつ、自分の気持ちを無視しない決断ができると良いですね。
新生活をスタートするカップルは、新居の家具選びや結婚式場選び(それ以前にする・しないなど)色々と選ぶ機会が増える時期だと思います。
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